ひと息ひと筆のメディテーション
- Mihoko Blue
- 7月9日
- 読了時間: 5分
こんにちは
Blue blue LettersのMihokoです。
暑いですね......こちら奈良も真夏日が続いていますが、熱中症警戒や突然の豪雨、地震、穏やかではないニュースに気持ちも滅入りがちですね。

そんな中、先日は久しぶりにお会いする生徒さんたちとのワークショップだったのですが、みなさまの晴れやかな表情に、パアッと心が晴れやかになりました。
実はこの日も朝から蒸し暑く、身体も怠重くて気分が優れないので、いつもより早く出発しました。ところが、高速に入ったところで渋滞情報。目的地の出口付近で事故があったのですが、なんとインターを出たところの大きな交差点でトレーラーが横転していました。ぞっとしながらも、なんとか無事にワークショップ開催場所であるR.f.gardenさんに到着することができ、いつものみなさまの笑顔に会えて心から喜んでおりました。
始まりのご挨拶は、最近いつも「日々いろいろ抱えておられる中、今日この時間、この場所に無事にお集まりいただけたことに感謝です。」と言うのがお決まりになってきました。特にこの日のわたしは、この言葉に実感がこもっていたと思います。

わたしたち世代は、自身の仕事や家事を抱えながら、親の介護や病院の付き添い、孫やペットの世話、何かしらの世話役など超ハードマルチタスクプレーヤーで、実に日々忙しく過ごしています。そこに想定外のさまざまなことが起こりますから、こうしてお会いできるのは当たり前のこととは思えないのです。いろいろな制約がある中でいろいろな調整をして、ここに合わせてわざわざお越しくださる、引き寄せ、巡り合わせてもらって、ご一緒できるのはもう、奇跡!とまで感じてしまうのです。
だからこそ、なるべくみなさまには日常を忘れて、心穏やかにゆったりと水彩を描くこと、文字を書くことだけを楽しんでいただけるように心がけています。心を落ち着かせて、ペンと紙に向き合い、集中することでいつしか穏やかな、和やかな気持ちになっていただけるように。
特に書くとき、わたしがこだわっていることがあります。
それは、息を吸って、吐くこと。呼吸です。
わたしたち女性は、男性に比べると呼吸器が小さく呼吸自体も浅いそうです。年齢を重ねるごとに筋力も衰えていくので、つとめて、意識して深く呼吸を行わないと呼吸がどんどん浅く弱っていきます。実際、強くストレスがかかった時、呼吸が浅くなったり、集中する時は、呼吸を止めてしまったりします。カリグラフィーのレッスン中にも「息するの忘れてた!」なんて声も聞こえてきます。実際には、呼吸されてるのですが、真剣に集中するあまり、浅く小さな呼吸になっていたのでしょう。書き終えた途端、ふうぅぅ〜っと大きな吐息がもれます。
わたしは、文字を書く時こそ、しっかり息を吸い込んで、そっと吐きながらペン先に酸素がいきわたるようにストロークを書くように伝えます。そうすると、小さな、たとえ一本の線でも意思のあるしっかりとしたラインに変わってくるのです。
これは、普段のストローク練習から意識して行います。
わたしが行っている〈ひと息ひと筆〉は、このような手順です。
お道具をセットして、ペンを持ち、姿勢を正します。
息を大きく吸うと同時に肩を上にキューッと上げて、吐きながらストン。肩の力を抜いた状態から、書き始めます。
息を吸って、吐きながらストロークをひとつ。
ゆっくり、ペン先からインクがつたって紙を染めていくのを目で追います。
息を吐ききります。
また新鮮な空気を吸い、次のストロークへ。3〜5を繰り返します。
書き終えたら、腕をクロスしてご自身の肩を抱きしめて感謝。(ここ大事)
ポイントは、吐く時に、ゆっくりと、じっくりと、書き進めること。小さなストロークでも3秒〜5秒かけるつもりで、しっかりとペン先を目で見てくださいね。お手本をなぞる時も、同様に行います。一筆づつ丁寧に書いていく間にだんだん呼吸も深くなり、リラックスした状態で文字が綴られていくのです。まさに、書くことが心穏やかな癒しのリラクゼーションとなるのです。
息を吸って、吐く。当たり前のことのようですが、これも当たり前ではない時がいつか来ます。突然かもしれません。だからこそ、つとめて、ご自身の呼吸を深く味わってほしいとも思います。ガチガチに力を入れて書いてる方、肩凝りがひどい方もぜひお試しくださいね。(ご一緒に書きたい方、リクエストお待ちしています^ ^)

先日のカリグラフィーレッスンの時のこと。
ご自身のペースで課題にじっくり向き合う練習の場なのですが、わたしの声を聴きながら文字練習されていた方が、なんと寝落ちしてしまったそうです。笑。
午後のまどろむ時間帯、心地よいピアノジャズの音、居心地の良い空気感もあったと思いますが、呼吸を整え、集中して書いていたはずがいつしか夢見心地に......なんてある意味幸せなことですよね。ありがとうございます。
ご自身の呼吸に合わせて、文字を書く。それだけで、その時間は特別なリラクゼーションタイムとなります。好きな音楽と、花、香り、お道具、心地良いインテリアのある空間なら、もう最高です。
最高!と言えば.....昨晩親友に誘われて行った、小柳淳子さんとぱくよんせさんのライブが最高すぎて、まだ夢見心地なわたしです。淳子さんの魂揺さぶられるブルージーなお声(ああ、語彙力)と、奈良のスターぱくちゃんの染み渡るピアノの音色(ほんと語彙力)に始終とろけたまんま、ラストの「サマータイム」で完全に涙腺までやられてしまいました。いい気分で眠りにつき、このブログの投稿予約がすっかり抜けていて、今、お昼に投稿です。笑。
今日は余韻に浸りながら、ひと息ひと筆、書いていきます。





