青い海、青い風に身を委ねて
- Mihoko Blue
- 5月5日
- 読了時間: 3分
更新日:5月6日
こんにちは
Blue blue LettersのMihokoです。
GW、いかがお過ごしでしたでしょうか。
今年は、全国的にもお天気に恵まれて、おでかけや旅行に活動的に動かれた方も多かったのではないでしょうか。
わたしは、GWや年末年始は関係なく出勤する仕事をしてますので、今年のGWももちろん平常通りでしたが、1日だけ、休みをとって楽しみにしていたことがあります。
それは、ヨット!

わたしの父は、80半ばですが、学生時代から実に70年ほど、ずっとヨットに乗り続けている現役ヨットマンです。
そんな父から、年に一回、家族でクルージングを楽しむために、招集がかかります。
その日だけは、孫の代まで、遠方に住んでる者も、日程の調整をして一斉にハーバーに集まります。
5/5、関西地方は雲ひとつない五月晴れ!風も順風で安定して吹いているヨット日和です。
そんな最高のコンディションの中、ヨットに乗り込み、いざ出航。ハーバーを後にすると帆をあげます。
帆が風をはらんで、海の上を滑るように走る感覚は、スピード感、浮遊感、颯爽感があり最高です。風が強くなって、波が立ってくると、船も大きく傾き、かなりスリリング!
波の上を水飛沫をあげて走り出すと、必死にデッキにしがみついてバランスを取り、キャプテンの号令に合わせて方向転換!緊張感が走ります。

ところが、一旦風が落ち着き、波音が優しく響くように穏やかになると、心が休まり、なんなら眠くなってしまうほど心地よいのです。
デッキに寝っ転がって帆を仰ぐと、海原も大空も独り占めしてるような感覚になります。
そっと目を閉じると、海と風しかない世界になります。
しばし、ひとり、静かな青の世界にはまり込んでいくのです。
まさに、青い海、青い風の中に身を委ねて、何かにおおらかに包み込まれているような不思議な感覚になるのです。
風にそようぐように、波に漂うように、身を任せてみる。
だんだん魂が解放されるような、自由な広がりを覚えるのです。
そうすると、言葉を綴りたくなります。
もちろん、ヨットの上では書くことができませんから、その気持ちを持ち帰って、あらためてペンとインクと紙に向き合い、書くのです。
今の、わたしの感情を、あるがまま、感じるがままに表現する。
カリグラフィーで書く目的は様々ですが、たまには誰かのためではなくて、あるいは誰かに見せるためのものではなくて、自分のためだけに、心の声に耳を傾けて素直に現す。ちょっと型を外した書体で、心赴くままに、書いてもいいと思うのです。
それこそが、大人のカリグラフィーの楽しみ方ではないですか。
青い海、青い風に身を委ねて、どんな言葉を思い、どんな風に書き表そうか。
実は、わたし自身も楽しみなのです。
また気が向いたら、Instagramに投稿したいと思います。

最後に
父の愛艇Hipahipaは、今月末で手放すことは決まっています。
メンバーの高齢化のため維持するのが難しくなったとのこと。いつかそんな日が来るとは思っていましたが、寂しい限りです。
そのため、Hipahipaでの家族最後のクルージングとなった訳です。
でも、父がヨットを辞めるわけもなく 笑
来年は、琵琶湖(ホームです)で集合!ともう決まっています。
いつまでも情熱を持ち、元気でいてくれることに感謝です。
わたしも、父に見習って、いつまでも熱い気持ちを持ち続けていきたいと思います。




