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暮らしの中のちょっといい手書き

更新日:9月26日

こんにちは

Blue blue LettersのMihokoです。


激しく雨が降った後、猛烈な蒸し暑さがやってきました。まだ暑さにも湿気にも慣れてないので堪えますね。


そんな蒸し暑さにもかかわらず、裏庭は一年で一番晴れやかな時を迎えています。我が家の裏庭は、普段あまり手をかけてないのですが、夏の初めにはちゃんとオレガノ、ミント、サルビア、ラベンダーなどの植えっぱなしハーブ達が次々に生い茂って花を咲かせてくれます。ささやかなハーブたちが懸命に咲き誇る姿は、健気で愛おしいものです。

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そんなハーブガーデンの中から、今日はラベンダーをカットして部屋へ。このイングリッシュ・ラベンダーは、数年前に母から株分けしてもらったもので​、今年はひときわ大きく、香りも豊か。優しい紫色の花をたくさん摘んでフレッシュで愛でたら、ドライにして香りを楽しんで、サシェを作ってクローゼットに入れたり、お手紙に忍ばせたり…と長く楽しみます。


そしてもちろん、そんな芳しいラベンダーをテーマに水彩を描いたり、カリグラフィーでメッセージを書いてフォトスタイリングも欠かせません!



昨年は、こんな感じでラフに束ねて、ガラスペンでカジュアルに文字を書いて添えていました。


ところでこのガラスペン、意外と簡単に日常に取り入れられるんです。実は、カリグラフィーを知らなくても、ガラスペン​があれば、筆記体でさらっと英文字を書くことを楽しめます。


まだ、カリグラフィーを学ぶ前のこと。わたしはある文具展で、一本のガラスペンと出会いました。透明の澄んだガラスが美しく、職人さんが丁寧に手作りされたもの。うっとり眺めていると、どうぞお試しください、と店員さんに紙とインクを渡されました。そっと、インク瓶にペン先を差し込むと溝にインクが吸いついて、透け感がなんとも綺麗。初めての経験に、手元が落ち着かず、とてもぎこちなく、恐る恐る自分の名前を筆記体で書いてみました。


え? なに、この書き心地!


ペンが紙を滑るように動き、ペン先からインクがつたって、紙が染められていきます。​初めてのガラスペンで、初めて体験する書き心地に、感動しました。すぐに、そのガラスペン(Kemmy’s Labo)と、気に入ったブルーのインク(TAG STATIONARY 京の音・秘色)をお迎えして、嬉しくてたくさん文字を書きました。


その後、カリグラフィーを学ぶ機会に恵まれて、しばらくガラスペンとはご無沙汰してしまうのですが、昨年生徒さんからのリクエストで初めての方向けのガラスペンワークショップを行ったことをきっかけに、その良さを再認識!今、再びお気に入りのお道具になっています。日々の暮らしの中に手書きを取り入れるために、ガラスペンは最高のツールです。


おすすめポイントは​…​…

1.なんと言っても 書き心地の良さ

  • ガラスの毛細管現象でインクが吸い上げられ、ペン先を紙に当てるとインクが流れるように書き進められる。

  • 滑らかな、しっかりとした書き心地で、紙との相性も良い。

  • 軽い筆圧で書けるので、疲れにくく、長時間の書き物にも適している。


2. やはり、見た目の美しさ

  • ガラスの透明感と繊細なデザインは、アート作品としても楽しめる。

  • 透明なガラスの軸は、インクの色を鮮やかに見せ、書くモチベーションが上がる。

  • 美しいガラスをコレクションする楽しみがある。


3. 初心者にも嬉しい、扱いやすさ

  • ペン先についたインクを水で洗うだけで、手軽に色々なインクを楽しめる。

  • インクの持ちが良いので、一度インクを付ければ長く書き続けられる。

  • 水で洗って、ティッシュで拭くだけでお手入れも楽。


4. その他魅力いっぱい!

  • 日本で生まれた筆記具であり、歴史と伝統が受け継がれている。

  • 個体によって、書き味やデザインが異なり、自分に合うものを選ぶ楽しみが広がる。

  • インクや紙との相性、書き方で多くの表現が楽しめる。

  • 独特の書き味は、創造性を刺激する。


などなど、魅力満載です。試してみたくなりませんか。

最近は、ガラスペンも手頃なお値段で、文具店や本屋、ネットショップでも簡単に手に入るようになりました。お好きな色のインクと紙さえあればいつでも書くことができます。


わたしも、英詞を書いたり、日本語でお手紙を書くのにも良くつかいます。ガラスペンは、思い立ったらすぐに、気軽に、手書き文字が書け​るので、いつも数本ペン立てにスタンバイしてあります。また、スタイリングの小道具としても映えるし、最高。このベネチアンガラスのガラスペンなんて、もう、うっとりでしょう♡

姪っ子がハネムーンで訪れたイタリア・ムラノ島で手に入れてくれた美しいガラスペン。
姪っ子がハネムーンで訪れたイタリア・ムラノ島で手に入れてくれた美しいガラスペン。

ガラスペンは、特殊なお道具ですが、繊細なガラスの扱いを丁寧に心がければ、すぐに使いこなせるお道具です。本屋さんにも今やたくさんのガラスペンを特集した本がありますので、眺めるだけでも楽しいです。


それでも、なかなかご自身では始め難いという方向けに、「ガラスペンで書く筆記体オンラインワークショップ」を企画しようかな、なんて思ってます。ガラスペンの扱い方はもちろん、筆記体を初めて書く方も、お久しぶりの方もご一緒に書いて楽しむオンラインワークショップです。ご興味あるかしら?


*ガラスペンで書く筆記体オンラインワークショップ

ご希望の日時で、2時間半/zoomを使った個別ワークショップ/参加費 6,000円

このブログを読まれた方だけに、この特別価格5,000円でご案内します。(ご好評につき秋まで継続中。)こちらのお問合せフォームから「ガラスペンワークショップ希望」とお送りください。追って詳細ご案内いたします。


夏の夜に、ガラスペンと、お気に入りのインクと、紙を用意して、涼しいお部屋でキンと冷えたスパークリングワイン飲みながら、手書きを楽しむなんていいですね。BGMは、Summer time がいい。それもサラ・ヴォーンが歌うのがいい感じ。


こんな大人の夏の夜の過ごし方、いかがですか……ちょっといい手書き時間に乾杯〜♪

Have a good hand-writing time!
Have a good hand-writing time!


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