たった一つの宝物へ
- Gucci Miho
- 7月30日
- 読了時間: 4分
こんにちは
Blue blue LettersのMihokoです。
窓の外から差し込む西陽が、我が家のリビングを優しく包み込む時間。庭のシマトネリコの枝葉が、まるで天然のレースカーテンのように美しいシルエットを壁に映し出します。猛暑の続く毎日ですが、そよ風に揺れる緑の影を眺めていると、心がすっと涼やかになるから不思議です。

そんなマジカルアワーのひととき、小さなクリスタルグラスを手に、一人乾杯。グラスの中で輝く琥珀色が、夕陽を受けてきらりと煌めきます。
このグラスは、ちょっと特別。フランス・プロバンスからやって来たアンティークのクリスタルグラスですが、友人への贈り物を探していた時、Villa Montroseさんのネットショップで出会ったもの。プロバンスでシャンブルドット(宿)を営むオーナーご夫妻が心を込めてセレクトされた、3客の美しいグラス。写真を見た瞬間、その優雅な佇まいに心を奪われました。
「これは運命的な出会い」
そう直感して、すぐにお取り寄せを決めました。到着したグラスは丁寧に包まれ、想像以上に美しい状態で、エレガントな輝きを放っていました。
「このまま使うのも素敵だけれど、何かひと手間加えてみたい」
そんな想いが湧き上がり、グラスの底部分にイニシャルをエングレービングすることにしました。わたしのカリグラフィーを加えることで世界にたったひとつのオリジナル作品に生まれ変わらせたかったのです。
とはいえ、エングレービングはまだ始めたばかり。大切なアンティークグラスで失敗は許されません。そこで美容師をしている娘のプロ用ネイルマシーンを借りて、特訓開始です。
ジャムの空き瓶など古いグラスで練習、彫り続けました。ガラスの表面はツルツルと滑りやすく、思うように文字が刻めません。線の太さ、文字の大きさ、バランス…何度も何度も繰り返して、ようやく安定して彫れるようになりました。
そしていよいよ本番。深呼吸をして心を落ち着かせ、丁寧に、祈るような気持ちで3つのイニシャルを刻印。最後にゴールドで輝きをプラスしたら…
「やっぱり、素敵!」
思わず声に出してしまうほど、美しい仕上がりに。思い切ってよかったです笑。

このとっておきのグラスたちを収めるボックスにも、同じように愛情を込めました。化粧箱やメッセージカードにカリグラフィーを施して、開ける瞬間からワクワクしてもらえるようなギフトボックスに。一つはアンティーク好きの友人の元へ、もう一つはお茶とお酒好きの友人の元へ。そして最後の一つは、私の手元に。
お酒が強くない私には、このサイズが丁度良いのです。夕暮れ時の「ちょっと一杯」から、きっとこれからずっと先も、このグラスを使う度、大切な友と乾杯してるようで嬉しくなります。

お気に入りのグラスを手に、今日も一人静かなマジカルアワーです。ストーブ前の一人掛けソファに身を委ねて、何気にInstagramを開けると休暇で海外旅行に行かれている方の投稿が目につきます。イタリア、スペイン、イギリス、スコットランド、スウェーデン、ラオス、バリ島.......わたしの「行きたいところリスト」もどんどん増えていく一方です。

そのリストに新たに加わったのが、このグラスの故郷でもあるフランス・プロバンスのVilla Montrose。オーナーご夫妻にお会いして、プロバンスの美しい風景を実際に目にしながら、フランスの文化や暮らしについてお話を伺ってみたいのです。
「いつか、きっと」
そんな想いを胸に、今日も夕暮れ時の小さな贅沢を大切に味わいたいと思います。
あなたも手書きの魔法で、日常に素敵なエッセンスを添えてみませんか?書き慣れている筆記体からなら、始めやすいかも。(気になる方はこちらをご覧ください。)
たった一つの宝物、手に入れましょう。





